ai STANDALONEが
カジュアルパンツを作る理由。
ブランドにとって一番重要だと私が考えていることは、「パタンナーを誰にするか」です。
パタンナーとは型紙を作る人のことで、デザイナーよりも服の細部に渡る寸法、シルエットを忠実に捉え、具現化する人なのです。
実際に服をデザインするのって、実はパタンナーなんです。
だからこそデザイナーとして、どんなパタンナーと組むかということは、ブランド作りの一番の根幹ともいえる部分なのです。
キャリアや技術力もあり、私の思い描くシルエット、センス、価値観までをも阿吽の呼吸で具現化できる人。
実はそんな人に出会えたから、
ai STANDALONEをやることができてます。
出会えなかったら、どんなにブランドを作りたくてもまずやらない。というかできない。
で、そんなai STANDALONEのパタンナーは、タケオキクチ率いるメンズビギ、
THE NORTHFACEで約50年、パタンナーとして第一線で戦ってきた玉置という人です。
最近インスタがバズってて見たことがある人もいるかもしれません。

キャリアだけ見ても確かなものがあるのですが、技術やセンス、服作りに対する価値観も私は頭抜けていると思っていて、だからこそai STANDALONEを一緒にできているわけです。
何がすごいって、もう70歳にもなろうというオジサンですが、若い女性たちに支持されるai STANDALONEのスーツのシルエットを作れるセンスがあることです。
レジェンド技術者って技術はすごいけど、できてくるものがなんか古くさい、みたいなことってあるんですよ、ここだけの話。
技術もあってセンスもある、もう鬼に金棒。
そういう人とでなければいい服は作れないし、わざわざ服を作る意味はない。そう思っています。
ai STANDALONE カジュアル服第1弾のタックパンツ、何を一番伝えたいかというと、シルエットの良さです。
洋服でこだわるべきポイントなんてシルエットと、あと4割くらい素材。
履いてみたらわかると思いますが、試着に来られないみなさんにどうしたらそれが伝わるかなと思って、とにかく私が絶大の信頼を寄せる腕の立つパタンナーと作ってますよと、まずお伝えするしかないと思いました。
私はタックパンツが大好きで、以前からタックパンツばかり履いてるのですが、そんなパターンの鬼みたいな人がいつもそばにいるもんだから、「そのパンツパターンがよくない」って何を履いても言われる始末(笑)。
「とにかくいいパンツがない」。
私もそう思ってましたが、私以上にそれに嘆いていたのが玉置でした。
「世の中の女の子たちがカッコよく可愛く履けるパンツ、aiSTAで作ろうよ」
それで満を持して始めることにしました。
もちろんタックパンツ、得意な体型、不得意な体型それぞれあると思いますが、タックパンツ苦手意識のない人はもうね、絶対買いよ、これは。
特にお尻、太ももが大きくてお尻に合わせるとウエストがゆるくなってしまう骨格ウェーブは抜群に合いやすいです。とはいえ、ナチュラル、ストレートでも合いやすいようにも考えて作ってます。
試着に来られる方はぜひ試着だけでもしてほしい。来られない方は返品が可能なので、とりあえず手に取ってみようかなと思っていただけたら嬉しいです。

今回のタックパンツは、T/Cツイルのブラック(ディッキーズのパンツのような、厚みと硬さのあるしっかりしたツイル)と、14wと細めで使いやすいコーデュロイのネイビーの2色展開です。
¥24,000(税込)。
ブラックは綿65%・ポリエステル35%、
ネイビーコーデュロイは綿85%・ポリエステル15%。
お家で洗濯はもちろんできるし、どちらもポリエステル混なのでシワにもなりにくい。
スーツと同じく受注生産制で、10/31で一旦受注を締め切ります。11月中旬頃から随時発送です。
ai STANDALONE のスーツは東京のサロンで試着が必須ですが、カジュアルパンツは試着なしでオンラインストアで購入することができます。返品も受け付けますので、万が一気に入らない、サイズが合わなかった場合も安心です。サイズなど詳しいことはオンラインショップをご覧ください。Instagramハイライトでもお客様の試着画像等アップしています。
実物を見たい、試着したいという方はaiSTAの東京のサロンにて試着ができます。